儲けているんじゃない、稼いでいるんだよ
3店舗のカフェ経営、講演業、執筆業、彫金師の完戸です。
2013年に福島県立美術館の近くに出来た、
住宅、インテリア、ガーデン、カフェの複合店【Merci nord-est】の、
カフェやコーヒーのお手伝いをさせていただいてます。
Merciは震災後の福島に、
【面白い集まれる場所】を作ろうと、
ビルのオーナーを中心に出来た場所です。
ビルのオーナー、家具屋の社長、庭屋の社長、僕とで、
たまーに会議と言う名の飲み会をしたりしていますが、
お互いのビジネスの話になると、
僕以外の社長達の数字の大きさにビックリしてしまいます。
僕が「みなさん儲かってますねぇ」と言ったときに、
オーナーから
「完戸さん、俺らは儲けているんじゃなくて稼いでいるんだよ」
と言われました。
【儲けている】と【稼いでいる】似ているけど全然違う。
彼らをみていると、
確かに誰よりも働いているし、
若かりし頃の話を聞くと、
血を吐くほどの行動をして、
現在の状態まで来て、
そしてちゃんと維持しているのが良くわかる。
【お金が多くある】と言うことは、
どれだけ人に必要とされたか?
役に立っているか?の指数の一つだと僕は思います。
人に必要とされるサービスや物を、
長く多くの人に提供しているから、
必然的に数字が大きくなっている。
一瞬の数字を追っているだけは、
彼らのように長く提供しつづけられない。
僕もカフェや本や講演を通じて、
もっと多くの人に、
もっと深く、
長く、
今までよりも価値を提供していかないとなぁ。
先日久しぶりに、
4月半ばにリニューアルするMerciに行って、
そんなことを思ったのでした。