心理学カフェ 

脳科学、心理学に精通するカフェオーナーのブログ

あの子はどうやってライバルと争うこともなく採用になったのか?アルバイト希望の子が使った心理学的なアプローチ

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僕の経営するカフェに新しくバイトが入りました。

大学生の女の子ですが、

他にも「空きが出たらバイトしたいです!」

と電話などをくれていた方が複数名いました。

でも、

他の人には連絡をせず、

今回の子を採用した現象は、

心理学的に説明できるなぁと感じたので、

彼女はどうやって他のバイ候補を、

ライバルにすることもなく、

サクッと採用になったのか?を、

心理学的にお伝えしようと思います。

 

行きたいところ、

会いたい人、

仲良くなりたい人、

入りたい会社、

働きたい店などがある人には参考になると思います。

 

LABOはのアルバイトはなかなか採用枠がなく、

(みんな辞めないしね)

狭き門なんですが、

僕やスタッフの中で「次に新しくバイトを採用するならあの子でしょう?」

と言う空気にいつの間にかなっていました。

その子は全く意図していないのですが、

結果技術として使われたのは【単純接触効果】です。

これは選挙なので政策作成能力も全くないのに、

芸能人が当選してしまうのと同じです。

人間はたくさん目にした物、事、人の方が親近感が湧くように出来ています。

(だからと言って一日中追回したら嫌われますからね!)

他のアルバイト希望の方は、

電話や一度来店されてアルバイトで希望あることと、

連絡先を伝えてそれっきりなんですが、

(来店しているかもしれないけど、伝えなければ効果はないしね)

今回採用した女の子は、

何度もお客様として店に来ていました。

他の常連さんとも仲良くなっていたし、

段々とツイッターなどでスタッフともつながりが出来ていました。

ちょうど現アルバイトの一人が、

音楽のイベントで週末が出れなくなってきたので、

一人バイトを取ろうかなと考えると、

名前しか知らない人や、

一度だけ会った人よりは、

知ってる人の方が連絡するのも気楽ですしね。

 

今回は直接店に来店するケースですが、

例えばSNSを猫とか子供の写真じゃなく、

自分の顔にするだけでその効果が使えます。

投稿を見てもらった時に、

ついでに投稿者の顔が記憶されるので、

会いたい人、

仲良くなりたい人、

採用されたい会社の人が、

週に何回か、

あなたの投稿を見て顔を認識したら、

単純接触効果で親近感が湧きます。

もし自分の顔以外の画像なら、

その効果は起きません。

 

会ったことはなくても、

SNS上で何度かイイネをしてもらって、

顔がわかる人が僕に「カフェ経営の話を聞きたいのですが会えますか?」

と連絡をしてくれたら会うと思いますが、

顔もわからない人からいきなり同じ内容の連絡が来たら、

ちょっと考えますもんね。

 

やりすぎると逆効果ですが、

うまく使うと単純接触効果はとても使える技術だなぁと、

今回のアルバイトの採用で、

自ら体感したのでした。

 

画像は単純接触効果のことを講演で僕に伝えてくれた、

酒井とし夫さんの本です。

酒井さんも毎日SNS上に笑顔の画像をUPしているので、

他の講演家さんよりも親しみが湧いてしまいます。

僕もついつい?本をAmazonでポチッとしてしまいました。

まさに単純接触効果だなぁ。

下のリンクは僕の電子書籍です。

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