資金ゼロでカフェをつくる男

不運にも!?毎回資金ゼロでカフェを作ってしまう男のブログ

言葉の力のこと。【キリンの子 鳥居歌集】を読んで改めて思ったこと。

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真夜中、

仕事中に珍しくTVをつけたら、

【鳥居】さんという女性歌人(短歌を詠む人)の特集でした。

本の帯のまま紹介すると↓

「目の前で母の自殺、児童養護施設での虐待、

小学中退、ホームレス生活ーーーーー

拾った新聞で字を覚え、

短歌に出会って人生に居場所を見いだせた

天涯孤独のセーラー服歌人・鳥居」

 

言葉がイメージを想起して、

感情まで付いてくるのが人間です。

例えば僕の場合、

「以前、渋谷ゴールドラッシュで食べたハンバーグ美味しかったなぁ」

「鉄板が熱くてソースがジュウジュウしていて」

「牛100%のハンバーグを切ると、肉汁が溢れてきて」

の言葉で、

ハンバーグや店の内装の映像、

鉄板やナイフ・フォークの音、

切るときの触感覚まで思い出して、

まるで今食べているかのように、

唾まで出てくる。

ゴールドラッシュでハンバーグを食べたのは、

もう数年前なのに!なのです。

これは「脳にとってリアルな想像は今体験しているのと一緒」だからです。

 

何年前にフラれた経験があるとして、

フラれた時に流れていた曲や、

着ていた服などを見聞きして、

まさに今フラれたかのように、

切なくなったり肺が痛くなるのが人間です。

脳には時間の概念がありません。

 

歌集の中にこんな歌があります↓

 

花柄の籐籠いっぱい詰められたカラフルな薬飲み干した母

くちあけてごはんいれてものみこまず死を知らぬ子は死にゆくひとに

灰色の死体の母の枕にはまだ鮮やかな血の跡がある

 

体験していない僕でさえ、

その時の様子が浮かびます。

この歌を詠むために、

歌人が母親が自殺した瞬間をもう一度体験したのだろうと思うと、

なんとも言えない気持ちになります。

まさに言葉がイメージを想起させ、

感情まで連れてくる。

 

過去だけでなく、

まだ起きていない未来のことを想像して、

ゾッとしたり、

不安になったり、

楽しくなったりするのも、

言葉が連れてくるイメージの力。

それを21日間続けたら、

習慣になり性格になり運命になります

 

今日の言葉が未来のあなたを作る

とは釈迦の言葉ですが、

常に使う言葉、

自分の未来を語る言葉を、

望む未来から逆算して使わないとなぁ。

 

【キリンの子】は綺麗な言葉で、

歌人の過去を切り取っていて、

とてもお勧めな本です。

歌人の生い立ちと関係なく、

いい作品だなぁと思います。

CAFE LABORATORYの書架コーナーにそっと置いておくので、

気になった人は読んでみてくださいね。

 

最後に僕が良いなぁと感じた短歌を幾つか↓

 

駅前で眠る老人すぐ横にマクドナルドの温かいごみ

名づけられる「心的外傷」心ってどこにあるかもわからぬままで

 手を繋ぎ二人入った日の傘を母は私に残してくれた

 

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