心理学カフェ 

脳科学、心理学に精通するカフェオーナーのブログ

魔女が作った恋に効く【毒林檎】は効果があるのか?を心理学的に解釈してみました。

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先日【魔術VS心理学】というトークラブを職業魔女の蜜猫と行った時に、
魔女が作った恋愛に効くという林檎を、
付属のレシピで調理して意中の人に食べさせると、
恋に落ちる(可能性がUPする)【毒林檎】が、
「どんな作用が働いて効果があるのか?」を質問したのですが、
意外と?心理学的に解釈しても「無条件ではないけど、なるほど効果があるね」と得心したので、
その時のことを思い出しながら書き記したいと思います。


【毒林檎】は指定農園で「この日に刈り取ってね」とお願いしたものを使っているそうです。
毒林檎を買うと「いかにも」なパッケージング毒林檎が届く。

作っているのはこんな人です↓

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このへんも大事な要素で、
近くのスーパーで買った林檎より
【儀式性(結婚式なども儀式性のトランス)】が高いのでトランスに入りやすくなる。
(ザックリですがトランス中に思ったこと、聞いたことはいつもより脳に影響がある)
毒林檎についてくるレシピでお菓子(アップルパイ?だったかな)作る。
かき混ぜる、灰汁を取る、などの単純作業の繰り返しもトランスに入るので、
作っている本人が好きな人のことを想って作っていたら、
とりあえず今までより相手のことが好きなってしまう可能性は高いですね。

 

で、出来上がったお菓子を意中の人に食べてもらわないといけないのですが、
ここで大事なのが「毒林檎と気がつかれない」こと。
これは催眠や洗脳もそうですが、
人は方法論はわからなくても何か「仕掛けられた!」とさえ気がつければ、
大体のことはブロックできてしまうので、
バレンタインや誕生日など自然な流れが大事。

 

渡して食べてもらうと、
レシピに含まれるシナモンや他のスパイスの効果で体温が上がったり、
発汗して少し動悸が早くなったりするそうなのですが、
それはスパイスが入っているなら自然にそうなりますよね。
その時目の前に術者がいれば、
心理学で言うと「吊り橋効果」が発動します。
吊り橋効果とは、
吊り橋を渡ると、
揺れでドキドキしてしまうのですが、
脳にとっては恋愛のドキドキも揺れのドキドキも一緒なので、
その時一緒にいた人をうっかり?好きになる可能性が高くなる現象なんですが、
毒林檎でもこれと同じ効果が得られる可能性がありますね。

 

しかも儀式性やその他のトランスで、
術者側がドーパミンや女性ホルモン(術者が女性の場合)が出ていれば、
脳のドーパミンが目に落ちてきて目がキラキラするので、

男性にとっては魅力的に見えます。
(男性は脳の構造でキラキラしたり出っ張っていたり引っ込んだりしている物・者が好き)

あとは当然ですが「渡せる関係性」があること。
職場の同僚とか、同じ学校でおたがいに面識ある状態は自最低限の条件ですね。
芸能人や、良く同じ電車に乗る人など、
術者しか相手を知らない状態で毒林檎を送ったり渡しても効果はないでしょう。

 

発動条件をまとめると↓
・気がつかれない
・渡せる関係性
・食べてる時に視覚に入る場所にいる(もしくは食べたら顔が浮かぶくらいの関係性)
・生理的にダメと思われていない

 

外連味たっぷりの毒林檎ですが、
心理学から見ても仕組みはちゃんとしていて、
「煮え切らない態度の男子を一押し」するには、
なかなか良いんじゃないかなぁと思ったのでした。