人を動かすのは【情熱】だと、【スナック】について熱く語るファッションデザイナーに会って思う
20代の頃、
帰省した友達やバイト先の上司に連れて行ってもらったのを最後に、
【スナック】に行ったことがない完戸です。
22歳のとき、
帰省したR君に連れて行かれた初スナックの印象が、
すこぶる悪かったのが影響しているのかもしれません。
ママと呼ばれるばあちゃんがが会話にカットインしてくるし、
R君はカラオケで軍歌を歌い続けて(劇的に上手い)、
ママやじいちゃんの客からおひねりをもらったり、
「こんな若者がまだ日本にいたとは!」とほめられてホクホクしてるし、
きっと僕は退屈だったのだと思う。
なのでスナックは、
【じいちゃん&ばあちゃんと軍歌を歌って戯れる場所】
として記憶されてしまった。
それ以来、
僕の脳の網様態賦活系(脳がいらない情報を受け取らなくする仕組み)が、
スナックに関する情報や、
スナックに行きたがる人を僕から遠ざけてくれていたので、
20年間、
スナックと関わる事無く生きて来ました。
しかし昨日、
僕の興味の無さを飛び越えてスナックについて熱く語る男、
東京から来たTH_READというファッションブランドのデザイナー【計良(けら)】さんにより、
(画像は計良さんです)
僕は考えを改めることになりました。
スナックはサービスをされて楽しむのではなく、
ママによる会話のカットインや、
常連とのやり取りなどの自分に不利な状況を、
いかに自分にとって面白く変換するか?がとわれるトンチ力の場所なんだと、
彼の熱っぽいスナック論から感じました。
今迄も他の人にスナック押しをされたことはあったのだけど、
僕の心はそのときは全然動かなかった。
それは情熱の量(脳内ではドーパンミの量)が僕を動かすほどじゃなかったのだと思います。
計良さんの大量なスナックドーパミンを僕のミラーニューロン(相手の感情を受け取る細胞)が受け取り、
僕のスナックに関してはフリーズしていた脳もついにドーパミンが出て、
「スナックに行ってみたい!」
と思ったのだと思います。
まぁ僕は仕事中だったから行かなかったのですけど。
今度また計良さんが来た時は、
20年の封印を破って、
僕もスナック行くのかもしれませんね。