心理学カフェ 

脳科学、心理学に精通するカフェオーナーのブログ

楽しく生きるために必要なこと

僕がまだ小さい頃の大人のイメージって、
「つまらなそう」でした。
僕の両親は公務員で、
仕事の愚痴とかは家に持ってこなかった人達だったけど、
それでも、
メディアや周りの大人達から伝わってくるのは、
「大人ってつまらそうだなぁ」ってことでしたね。
こうなると、
就職や大人になることが怖くなってくる。
なので僕は、
就職や大人を避けるために大学に行ったようなもんです。
若かりし頃、
僕みたいに思っていた人は多いのじゃないかと思います。
こんなことが、
ニートがたくさんいることに繋がっているのだと思う。

でも16歳を超えて、
人生が自分の責任になってからは、
(16歳を超えたら人生は自分の責任です。
親や環境のせいにするのは、
自分の努力や決断が必要じゃないので楽だけど)
【学生時代に戻るのは絶対に嫌だ!】と思えるほどに、
仕事や大人は愉しいものだとわかった。
小さい頃、大人が【つまらない】く見えていたのは、
【楽なことをしている】からだと気がついたからだ。
ちなみに、
大人が楽しいと気がついたキッカケは、
ただ働き始めたからではなく、
楽しそうな大人を探して会いに行って、
実際に生きている姿を見たからだと思う。
「責任を取りに行く生き方の方が愉しい」
「こんな生き方をしても良いんだ」
「大多数とは違っても生きれる」
なんとなく知識としてはそれは知っているけども、
実際にそう生きている人を見て話して体感するとでは、
腑に落ち方が違う。
20代の頃、
求めて色々な人に会いに行ったことが、
功を奏したのだと思います。

楽なことをしていると、
【つまらない】と感じてしまうのは、
脳の仕組み【愉しい】と感じる=【ドーパミンセロトニン】が関係しています。
人間は生物なので種の保存のために、
ご飯、sex、恋愛などでもドーパミン(行動を促すホルモン)は出ますが、
ラソン、登山、経営とか、
【辛い大変なことからの抑制抑制抑制→解放!】
が1番ドーパミンが出ます(ご飯の60倍は出るようです)。
そのあとセロトニンが出て人は【幸せ】になります。
なので趣味は、
ゲーム、釣り、各種スポーツ、写真、などなど、
お金も時間もかかって面倒なことがほとんどです。
それでも人は、
セロトニンに溢れた状態になりたくて、
ドーパミンに行動を促されて、
わざわざ面倒なことをする訳です。
それが楽しいから。

言われた仕事をするだけ、
決断しない、
責任を取らない、
新しいことに挑戦しない、
こんな生き方は我慢は必要だけど楽。
我慢は、
変化や決断より脳的には楽なので、
ドーパミンからのセロトニンは出ない。
だから楽を選んだ人は、
不満、愚痴に溢れてしまうのじゃないかな。

面倒なことを自分から取りに行く、
責任を取りに行く、
大変な様だけど、
実は脳の成分的にも、
それが楽しい人生を送るために、
脳の仕組みとしても必要なことなんだと、
改めて思うのでした。


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